中学生になると、小学生と違って、環境が大きく変わる。
自分から友達を作らないとなかなか輪に入れないし、
ハブられてしまうこともある。
部活に入って、そういう恐怖におびえておどけて見せる私。
そのおかげで一時的にたくさん友達ができた。
一時的に。
おどけるとたくさん人が集まる。
そういうことを知った私はとにかく笑わそうとして変な顔や行動をとったり
目立つようなことをして必死にみんなを笑わせた。
なぜなら、嫌われるのが怖かったから。
ある日、そんなキャラクターで生き続けて部活に向かう途中、
息切れのような、ひどい疲れのような、動悸のような、
味わったことない何かに襲われる。
頭がずーんと重くて、何も考えられない感じがずっと続く。
その日をきっかけに、私は部活が心底嫌になった。
部活=活動が嫌、なだけではなく、友達も、みんな、嫌いになった。
ようはどっと疲れたのだ。そう思っていた。
部活をやめたいと親に伝えると、引きずられて学校に連れていかれる。
結局部活はやめさせてもらえず、嫌々最後までつづけたけど、
感動も達成感も何もない、ただのつまらない感じで終わった。
この時、辞めたいことって辞めたほうがすっきりするよな、強くと思った。
部活が終わると、受験勉強があった。
私は200人中100位ぐらいの成績で、結構バカだった。
でも部活もだめだったから勉強がんばらなくちゃと奮起して、
エスタロンモカ(カフェインの入った眠気覚まし)を飲んで毎日朝5時ごろまで勉強して
学校に行くような生活を繰り返した。
そのおかげか成績は着いてきたけど、精神がボロボロだった。
ある日社会の授業で、先生に差されて答えられず。
「がっかりだ」みたいなことを言われた。
その時、私の中で今までがんばったことを否定された気がして
ショックで1時間ぐらいワンワンと教室で泣いた。
みんなが引くぐらい泣いた。
でも自分にはどうでもよかった。
ショックで仕方なかったから。
そんな社会不適合な中学生生活。
高校は偏差値60のところに受かって、また新しい人生(リセットできる)と喜んでいた。
でもこんな生活を送っているからにはそううまくいくはずなく。
また中学時代とは違った暗い生活を送るのでした。