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こんにちは。双極性障害の躁鬱くん(@so_utsu_kun)です。就労移行支援事業所とは、精神障害や発達障害がある私たちが「働きたい」を叶えるための場所です。
自分に合ったペースでスキルや自信を磨きながら、就職や職場での定着を支えてくれるサポート施設とも言えます。
今回は、東京都内にある精神障害者・発達障害者におすすめの就労移行支援事業所を解説します。
選び方のポイントや各事業所の特徴を分かりやすく紹介するので是非参考にしてください。
\精神障害・発達障害の就職実績No.1/
【東京版】就労移行支援事業所の選び方5選
東京の就労移行支援事業所を選ぶポイントは以下の5つです。

東京における就労移行支援事業所の現状に基づき解説します。
1)就職実績と定着率

就労移行支援事業所を選ぶ際、「就職実績と定着率」は必ずチェックしましょう。
事業所ごとに就職者数、就職率、就職後の定着率(たとえば、6か月以上働き続けられる割合)を公開しています。
実は、ある事業所は就職率80%以上で定着率も高いのに、別の事業所は就職率30%台という場合など、就労移行支援は事業所によって就職率や定着率が2倍以上違う場合もあります。
したがって、「どこでもいいかな?同じだよね」と適当に選ぶのはリスクが大きいと言えます。
東京には選択肢が多い分、きちんと実績を比較して、自分に合った事業所を選ぶことが大切です。
事業所名 | 就職実績 | 定着率 |
---|---|---|
LITALICO ワークス | 2,051名 (2023年度) | 89.2% (2023年度) |
atGP ジョブトレ | 97% (2023年度) | 非公開 |
ミラトレ | 95.6% (2023年度) | 97.5% (2023年度) |
Cocorport | 893名 (2024年度) | 89.7% (2024年度) |
Neuro Dive | ITに関わる職種への就職率 80%以上 | 96.9% (2022年度) |
キズキ ビジネスカレッジ | 約83% | 非公開 |
manaby | 非公開 | 在宅就労定着率 96.6% (2021年12月時点) |
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2)プログラム内容

次のポイントはプログラム内容です。
就労移行支援を検討しているからには「働くためのスキルを身に着けたい」「働く自信をつけたい」と様々な目標を思い描いていることと思います。
ですが、どんな訓練をするか、どれだけ自分に合わせてくれるかが事業所によって全然違うため、よく見くらべることが重要です。
- プログラム内容のチェックポイント
- 訓練の種類: パソコンスキル、模擬面接、コミュニケーション練習、企業実習など、どんなプログラムがあるか。
- 実践度: 実際の職場に近い環境で練習できるか。
- 障害特化のプログラム: 発達障害(ASD、ADHD)やうつ病の特性に合わせた支援があるか。
事業所名 | 訓練の種類 | 実践度 | 障害特化の プログラムの有無 |
---|---|---|---|
LITALICO ワークス | 多い | 高い | あり |
atGP ジョブトレ | 多い | 普通 | あり |
ミラトレ | 多い | 高い | あり |
Cocorport | 普通 | 普通 | あり |
Neuro Dive | IT特化 | 高い | 弱い |
キズキ ビジネスカレッジ | 事務・専門職 特化 | 高い | 弱い |
manaby | 在宅・IT特化 | 在宅特化 | 弱い |
3)アクセスのしやすさ(立地・事業所数)

就労移行支援事業所を選ぶ際は自宅からのアクセスのよさを確認するようにしましょう。
基本的には家から近く、自力で通える事業所を選ぶのがおすすめです。
他のサイトで「実際に働く場合を想定して近すぎず遠すぎない事業所を選ぶのが良い」という意見もあり、一理ありますが、まずは自分自身に対して「自分はこれを継続できる」という実績作りをすることが今後働くうえで重要です。
事業所名 | 東京都内の事業所数 |
---|---|
LITALICO ワークス | 19店舗 |
atGP ジョブトレ | 4店舗 (秋葉原、大手町、御茶ノ水) |
ミラトレ | 3店舗 (上野、大井町、三鷹) |
Cocorport | 14店舗 |
Neuro Dive | 2店舗 (秋葉原、渋谷) |
キズキ ビジネスカレッジ | 4店舗 (神田、新宿、新宿御苑、八王子) |
manaby | 3店舗 (秋葉原、駒込、吉祥寺、府中) |
4)スタッフのサポート体制と相性

就労移行支援を選ぶうえで、事業所のサポート体制(仕組み)はもちろん大切ですが、一番確認したいのがスタッフとの相性です。
精神障害や発達障害を持つ私たちにとって、日々関わるスタッフとの信頼関係が築けるかどうかが、通所の継続や前向きな就労訓練につながる大きなポイントになります。

確かにスタッフの人たちにどれだけ経験や資格があっても、相性が悪かったり、話しにくかったりしたら続けられる自信がないなあ・・・

実際に目で見て感じる雰囲気や直感が誰にでもあると思います。
実際に施設を見学に行く際は、プログラム内容だけでなく「この人たちとならやっていけそうか」「安心してはなせそうか」といった感覚を大事にするのがおすすめです。
5)利用者の声と評判

公式サイトやパンフレットでは伝わりにくい「雰囲気」や「リアルな支援の質」はネットやSNSに寄せられた口コミ・評判で知ることができます。
最も手軽なのがGoogleマップやXです。
同じ会社でも店舗ごとに雰囲気やスタッフの質が異なる場合も多くあるため、まずは店舗名ベースでGoogleマップを検索してみるのがおすすめです。
当サイトでも各事業所の口コミ・評判の情報を以下の解説において詳細に比較していますので是非参考にしてみてください。
【徹底比較】東京のおすすめ就労移行支援事業所7選
ここからは、東京都にある代表的な就労移行支援事業所7つをおすすめ順に紹介します。
- 1位:LITALICOワークス
- 2位:atGPジョブトレ
- 3位:ミラトレ
- 4位:Cocorport
- 5位:Neuro Dive
- 6位:キズキビジネスカレッジ
- 7位:manaby
1位:LITALICOワークス

LITALICOワークスは、累計就職者数が15,000名以上と全国No.1の就労移行支援事業所です。
就職先企業が4,000社以上を達成しており、様々な業界・職種への就職が叶えられています。
精神疾患の当事者でもある私が考える「長く仕事を続けるコツ」は自分の障害を理解し、受容&コントロールするスキルを身に着けること。
働きたい気持ちが強いと、つい「資格を取らなきゃ」「肩書を増やさなきゃ」とばかり考えて焦ってしまうこともありますが、長く働き続けるには、自分自身とうまく付き合っていくスキルが欠かせません。
その点、LITALICOワークスには、体調・働き方の悩みに合わせて受講できるプログラムが200以上あるため、体調面の理解から実際の仕事に直結するスキルまで、幅広い支援を受けることができます。
また、実際の仕事現場を想定することができる企業実習先が4,500以上あり、就職後の働く様子をイメージしながら実習ができます。

入社後のギャップで挫折するのを防ぐ効果があります。
さらに、入社後も最長3年半働く環境づくりをサポートしてくれるのも心強いポイント。
「働く前」だけでなく、「働いたあと」の支援も充実しているため、障害後、初めての就職でも安心して一歩を踏み出せる体制が整っています。
9月一杯でLITALICOワークスという就労移行支援事業所を卒業したのだけど、そこの職員さん達が無性に恋しい気分だ。物凄く良くして貰ったから。私は情緒が不安定で、不機嫌に振舞ったこともあったけど、それでも見捨てないで下さった。実の親より根気強く関わって貰った。この場を借りて感謝したい。
— モラン…生活保護日記 (@c23G8eCdEGjlZnm) November 6, 2023
就労移行支援を受けるためにLITALICOワークスに通い始めたのですが、分かってるつもりのことをゼロから吸収しようと思うと、なんだか楽しいです。
— 山内 建佑/Kensuke Yamauchi (@thatislifebyky) April 17, 2023
通所する、ということだけでそわそわ感や不安感が出てくるのですが、まずはそこをクリアする段階から。
労働への第一歩。
増え続ける利用者(失礼ながら能力も質もバラバラ。何かしら問題がある人も多い)に対してスタッフの人数が明らかに足りておらず、ひとりひとりに十分かつスムーズな支援をできていない
長年いるスタッフで高圧的な物言いをしてくる人がいる 目をつけられたらひつこい ニコニコしてるけど心の内はわからない 「正直、あのとき、笑い話ですんでたけどムカついてました」とか言ってくる
中目黒、新宿三丁目、日暮里、高田馬場、秋葉原、水道橋、新橋、錦糸町、赤羽、五反田、蒲田、大塚、新宿南口、京王八王子、三鷹、府中、八王子、立川、立川北
2位:atGPジョブトレ

atGPジョブトレは、精神障害・発達障害のある方に特化した就労移行支援サービスです。
障害者専門の転職支援サービス「atGP」を運営する株式会社ゼネラルパートナーズが母体となっており、就労支援と人材紹介の両面から障害者の就職をバックアップしています。
atGPジョブトレの最大の特徴は、障害特性別にプログラムが分かれていること。
統合失調症・うつ症状・双極症・発達障害など、それぞれの困りごとに特化した支援内容が用意されており、精神的な安定を第一に考えた無理のないプログラム構成となっています。
私自身の経験からも、いきなり働くことを意識するよりも、自分の体調や障害と向き合う時間を持つことが、結果的に長く働く力になると感じています。atGPジョブトレでは、就職準備だけでなく「生活リズムの安定」「自己理解」「ストレス対処」など、土台づくりから丁寧にサポートしてくれます。
また、atGPジョブトレは、就職活動支援と人材紹介が連携しているため、求人紹介の質も高く、希望に合った企業に出会える確率が高い点も魅力です。書類添削や面接練習のサポートも手厚く、精神障害に理解のある企業とのマッチングを重視しています。

症状をわかってもらえる職場に就職できたら、それだけでストレスが減るね

就職後6か月間の定着支援も受けられるため、「働く前」と「働いたあと」の両方に安心感があります。
自分の障害はなんなのか、ということを座学や仲間とのやりとりの中で学ぶことができました。統合失調症という障害専門の就労移行支援は私が通所していた頃も他にはなかったのではないかと思います。 自分の障害を客観的に知る機会を得られた私にとっては貴重な場所であり、大切な思い出です。
こちらに一年半通いとてもお世話になりました! 就労移行に通う前は将来が不安でしたが、無事に卒業することができました。 自身の特性でコミュニケーションが苦手なことがあり、ここは朝会の雑談やグループワークが多めで改善できると思いここに通所を決めました。 スタッフや利用者も優しかったです!
数年前に通っていました。 利用者の数が多く、積極的にスタッフに関わっていかないとフォローは薄いです。 就労支援を受けるには出席日数が安定しないとダメなのですが、私は安定しても「まだ心配だから」と具体的な理由もなく支援をなかなか受けられませんでした。
うつ症状コース:秋葉原
発達所外コース:秋葉原第2、大手町
統合失調症コース:お茶の水
3位:ミラトレ

ミラトレは転職サービス(doda)や、スキマバイトアプリ(シェアフル)などを手掛けるパーソナルグループが提供する就労移行支援事業所です。
人材会社ならではの強みを活かし、「就職に強い支援」を特徴としています。
ミラトレでは、ビジネスマナーやPCスキルといった「職業訓練」だけでなく、コミュニケーション力・ストレスマネジメントなど“働き続けるための力”を重視したカリキュラムが組まれています。実際の働き方を意識しながら、段階的に就職に近づいていける環境が整っています。
精神障害・発達障害のある人にとって、最初の壁は「職場での人間関係」や「自分の体調との付き合い方」です。
ミラトレでは、集団プログラムと個別面談を組み合わせて、就職までに必要なスキルを着実に積み上げていくスタイル。ときには“チームで支援”をする体制もあり、スタッフ間の連携も密です。
さらに、ミラトレでは企業実習を重視しており、「実際に働いてみてから就職先を決める」というステップを大事にしています。体験を通じて自分の適性を見極められるので、就職後のミスマッチを防ぎやすいのも魅力です。
就職後は6ヶ月間の定着支援を通じて、不安やトラブルにも対応してもらえるので、「働きはじめてから」が不安な人にも適しています。

パーソルグループが母体だから、求人も豊富そう!
約2年間お世話になりました。 通所日を決める際に午前中や午後、1日来ても大丈夫という感じだった事や就活中の面接に同伴も可能というサポートだったり、内定を貰って定着面談も引き継ぎあって安心しました
利用者さんもフレンドリーでスタッフの皆さんもフレンドリーでありながらケジメをつけるところはしっかりとつける。
一番のおすすめは実際の運営に携わることのできる擬似就労です。
講義と擬似就労でしっかりと実技や知識を習得し就労に向けて訓練して行く。就労後の支援もしっかりしているので安心して長期就労に向けて学ぶことができます。
様々な障害がある人がいるため、どうしても講座内容に物足りなさを感じてしまう。
一応、再度、社会復帰できたので、まあ良し。
上野、大井町、三鷹
4位:Cocorport(ココルポート)

Cocorport(ココルポート)は、全国に約90か所以上の事業所を展開する大手の就労移行支援サービスです。
Cocorportの特徴は、「自分に合ったペース」で通える柔軟な支援スタイル。週1日からの通所も可能で、体調に波がある方や、ブランクが長い方でも、無理のないステップで社会復帰を目指せます。
私自身の経験でも、必ずしも「毎日通うのが正解」ではなく、自分の心身のリズムを整えるところから始めるのが大切だと実感しています。
Cocorportでは、無理なく生活リズムや対人関係の練習ができるよう、個別支援と集団プログラムを組み合わせたサポートを提供してくれます。
また、就職支援にも力を入れており、累計就職者数は2,000名以上。全国展開しているだけでなく、地元企業との連携にも力を入れているため、地域密着型の就職支援も受けやすいです。
さらに、就職後は6か月間の定着支援を受けられるので、職場に慣れるまでの不安な時期もしっかりサポートしてもらえます。

週1~OKなのも、体調が安定してない人にはありがたい!
体調が不安定で不安があるけれど信頼ある就労移行支援を選びたいという人にピッタリです。
机には持っていけないが、フリードリンクのサービスもある。
他の事業者さんと違い、午後三時までと短め。
ウォーキングプログラムや、目標設定日が毎週あり、毎日振り返りの時間もあるので、方向性をモチベーションや体調に合わせて細かく設定できる。割と職員さんが多めなので、見守ってくれていたり、悩んでると声を掛けて気遣ってくれる。
就労移行支援から就労定着支援までいっぱいいっぱい利用させて貰いました。
対人なので勿論合わないなと思う支援員さんもいらっしゃいます。 通所日数など厳しいこともありました。
だけど、それは社会に出て働くにあたりとても大事なことでした。
今でも、学んだ事のレジュメは大切に取っていて、挫けそうになった時に見返したりしています。 わがまま言ったり、泣いたりしたこともあったけどココルポートに通って良かったです。
ここに限ったことではないとは思うんだけど終了後に、職員とマンツーマンでふりかえりをします。そのため職員4-5人くらいの中利用者20-30人くらいで、並んで順番が来たらふりかえりをして帰るというシステムです。
早く帰りたくて仕方ない人には苦痛だと思います。 自分はそれが毎日あると思うと耐えられなくて1回目の体験の時点で利用を見切りました。
悪くはないが、手狭な印象を受けた。一度は見学・体験をオススメする。
北千住、日暮里、赤羽、新小岩駅前、新板橋駅前、目黒駅前、町田駅前、三鷹駅前、調布、府中駅前、八王子駅前、八王子第2、国分寺駅前、立川駅前
5位:Neuro Dive

Neuro Diveは、IT・デジタル分野に特化した就労移行支援事業所です。運営は大手人材会社「パーソルグループ」で、就職に強い実践的なカリキュラムと就職先の豊富さが魅力です。
最大の特徴は、発達障害(ASD,ADHDなど)の特性を生かした「職業スキル習得」に徹底的にフォーカスしている点です。
AIや機械学習、データサイエンス、RPAといった高度なスキル、データを扱うための専門スキルを身に着け、データを活用した先端IT分野での就労をめざすことができます。
一方で、障害理解や障害受容に関する支援は、他事業所に比べてやや手薄。精神的なケアや自己理解を深める時間よりも、スキル訓練・ポートフォリオ制作・就職活動のサポートにリソースが集中しています。
そのため、「ある程度障害との付き合い方を把握できている人」や「ITスキルを実践的に身につけたい人」に特におすすめの事業所です。
訓練では、実際のクライアント案件に近いチーム制作も経験できます。実務経験に近い形でスキルを磨けるため、「未経験だけどIT業界で働きたい」「就職後すぐに即戦力として働きたい」という人には大きなアドバンテージになります。
卒業生です。 2年間、Neuro Dive 秋葉原を利用しました。
まず障害者雇用の就職は楽ではないです。 書類落ちも結構あります。 その上で、ここで学んだことは就職活動に生かせると思います。
疑似就労やインターンなどを経験することができ、Udemyで自分が興味があるITの勉強をすることができます。
週に1回、週間面談があり、体調を考慮しながら、利用することができました。 ここで学んだことを就職活動で話して内定を貰うことができました。 周りのレベルは高めだと思います。 自分でITを極めている方もいらっしゃいました。 向上心があり、障害者雇用だけれど、普通の人のように働きたいと考えている方にはおすすめだと思います。
通い始めた当初は強い不安を感じていたのですが、支援員の方々やほかの利用者の方々との訓練を通じて、障害に対する自己対処方法を確立しながら前向きになっていくことができました。
入所する前はIT学習のみが利用目的だったのですが、日々の職業準備性の訓練も、とても重要であると気づきました。特にセルフコンパッションという講座で「自己肯定感とは、ありのままの「今」の自分を受け入れていること」と学んだ時です。
このような学びを繰り返すことで、自分自身のことを大切に思いやり、前向きになるきっかけを作れました。
おかげさまで無事に就職を果たすことができ、支援員や周囲の方々に大変感謝しています。
数か月前に利用してました。初めはよかったのですが、途中で変わった担当の方が合わず症状が悪化していく一方でしたのでリタイヤしました。
秋葉原、渋谷
6位:キズキビジネスカレッジ

キズキビジネスカレッジは、「何度でもやり直せる社会をつくる」を理念に掲げるキズキグループが運営する就労移行支援事業所です。
大学受験予備校やキャリア支援でも知られるキズキならではの、「学び直し」と「自己理解」に重点を置いた支援が特徴です。
特にキズキビジネスカレッジは、発達障害・精神障害のある方が、事務・IT・研究・分析などの職業で働くことを目指す場合に向いている支援内容を提供しています。知的好奇心が高く、自分の学ぶ力を活かした就職を目指す人にとっては、非常にマッチしやすい環境です。
最大の特徴は、心理的安全性を重視した「1対1中心の個別支援」と、就労を前提とした資格取得に結び付きやすい訓練です。ExcelやPowerPoint、統計、リサーチ、簿記やビジネス英語など、専門的な職業スキルをじっくりと学びながら、同時に自己分析や自己理解も深められます。

「とにかく早く働こう」じゃなくて、「長く働ける力を養おう」って姿勢がいいよね。
キズキビジネスカレッジ卒業生は、障害者雇用だけでなく、一般雇用の職種をつかんでいる人も半数ほどいます。挑戦をあきらめたくない人におすすめです。
一人ひとりの希望に合わせた支援をしてくれます。
一人で居たい人は一人になれますし、集団生活の感覚を戻したい方は他の利用者さんとお話しすることもできます。
講座は専門的なものから基礎知識なものまで働く上で役に立つ内容のものばかりです。 また、決まった曜日、決まった時間に通う練習もでき、社会生活のリハビリができます。
家に引きこもっていた時期に学ばせて頂きました。講座はビジネス一般知識から、プログラミング等様々なものを受講。働き方も一般雇用・障がい者雇用等、色々な選択肢があることを教えていただきました。
キズキ利用されている方も支援員さんも穏やかで優しい方ばかりで、人生のブランク期間をキズキで学べてよかったな~と思います。本当にお世話になりました。
会計やwebマーケティングなどありますが 特にそれらを勉強したからといってその道の職業につけるわけではありません。 ほんの趣味程度に勉強するぐらいのノリでした。
神田、新宿御苑、新宿、八王子
7位:manaby(マナビー)

manaby(マナビー)は、「自分らしく働く」をコンセプトにした就労移行支援事業所で、オンライン支援に強みを持つ点が他の事業所と大きく異なります。
通所と在宅の両方に対応しており、全国どこからでも就労支援が受けられる体制が整っています。
最大の特徴は、在宅で学べるeラーニング教材の充実度。Webデザイン、動画編集、プログラミング、ライティング、Office系など、ITスキルやビジネススキルを自分のペースで学ぶことができ、外出が難しい方や人混みが苦手な方でも無理なくステップアップできます。
また、全就職者のうち20.4%が在宅就労者。就労移行支援卒業後の選択肢として在宅ワークを希望している人にもピッタリな点も他の事業所と異なります。

在宅就労定着率は何と96.6%(2021年度)と高水準!
また、manabyは「働くことを自分ごとにする」という観点から、障害のある人がどんな働き方をしたいのか、どんな環境が合っているのかを一緒に考える時間を重視しています。
支援者は「伴走者」として寄り添い、自己理解や障害受容にも丁寧に向き合ってくれるのが特徴です。
スタッフのみなさんは笑顔で、朝夕のあいさつが心地よかったです。
manabyのスタイルだと思いますが、E-learningスタイルで学習を進めるので、自分のペース、自分の関心があるメニューで知識をつけられることは私に合っていました。
定期的に行われる面談も基本的には寄り添い優しい言葉が多いのですが、必要なときは自分を律するための言葉をもらうこともあり、有難かったです。
1年ちょっとお世話になりました。 支援員の方々の熱意ある指導と個々に合わせた支援計画で社会人としてのスキルと障がいを抱えた中でも社会参加していく準備を一緒に進めていただき社会復帰できました。
また、個人での訓練の他にグループでの講座やレクリエーションを行うなどメリハリをつけることもできるので堅苦しさ、息苦しさが少ない環境で訓練を受けることが出来ました。
コンテンツには不満なかった。 些細な利用者同士の衝突で辞めざる得なかった。 ただ企業で雇われで働くには少し社会スキルの学習やグループワークとかあったら満足してたかもしれない。
秋葉原、駒込、吉祥寺、府中
就労移行支援を選ぶ際のQ&A

いろんな就労移行支援事業所があるのが分かったけど、まだわからないことがあるから詳しく解説してほしい

それではここからは、就労移行支援事業所によく寄せられる疑問と回答をまとめます。
Q1)就労移行支援事業所はどうやって選べばいいの?
⇒A)「就職実績」や「プログラム内容」、「スタッフとの相性」など複数の観点で比較するのが大切です。
見学・体験を通して、自分の体調や目指す働き方に合っているかを確認しましょう。
たとえば「自分の障害特性を理解しながら就職を目指したい」ならLITALICOワークス、「IT系スキルを磨きたい」ならNeuro Diveなど、目的に合った事業所を選ぶと成功しやすいです。
Q2)利用料はかかりますか?
⇒A)多くの場合、収入に応じて自己負担0円〜1割負担で利用できます。
殆どの方は0円~1万円以下で通うことができる場合が多いです。まずはお住いの自治体窓口に相談してみましょう。
なお、Cocorport(ココルポート)のように交通費や昼食の補助が出る事業所もあります。
Q3)どれくらいの期間通うことができますか?
⇒A)原則として最長2年間通うことができます(※延長制度あり)。
就労移行支援は「一般企業への就職」を目指す福祉サービスで、通所期間は人によって異なりますが、平均して半年〜1年半ほどで就職を目指す方が多いです。
ただし、体調や状況によっては最大3年間まで延長できる特例制度もあります。焦らず自分のペースで就職を目指したい場合も安心です。
また、「最初は週1〜2日だけの通所」からスタートして、体調や気持ちの準備が整ってきたら日数を増やしていくことも可能です。
Q4)就職先は自分で探すの?
⇒A)事業所が企業とのマッチング支援や求人紹介、面接練習、履歴書の添削までトータルでサポートしてくれます。
多くの就労移行支援事業所では、職員が求人情報を収集・提案し、利用者一人ひとりの特性や希望に合わせて就職先を一緒に見つけていきます。自分で探すのが不安な方も安心してください。
特に次のような事業所は、就職に強い仕組みを持っています:
- ミラトレは転職エージェントのdodaチャレンジと連携しており、障害者雇用に理解のある企業とのマッチングに強みがあります。
- atGPジョブトレは、障害者専門の転職支援サービスatGPと密接に連携。非公開求人の紹介やマッチング面談など、転職支援のノウハウを活かした支援が受けられます。
もちろん、ハローワークや自力での求人応募も選択できますが、「どこが自分に合っているのか」から一緒に考えてくれる支援体制があるのが、就労移行支援の大きなメリットです。
Q5)就職後のサポートはありますか?
⇒A)多くの事業所で「定着支援」と呼ばれるサポートがあります。
具体的には、以下のようなサポートが受けられます。
- 定期的な面談やヒアリング
職場での困りごと、体調の変化、人間関係などについて、支援員が月1回〜複数回のペースで面談を実施し、問題が深刻化する前にフォローします。 - 企業側との連絡・調整
職場とのトラブルや配慮事項について、自分から言い出しにくい場合もありますよね。そうしたときに、支援員が間に入って職場とやり取りしてくれることもあります(例:業務量の調整、勤務時間の変更、配慮事項の確認など)。 - 生活や体調の安定サポート
「就職したけど、生活リズムが崩れてしまった」「通院や服薬がうまくいかない」といった課題にも寄り添い、必要に応じて医療機関や家族と連携をとりながらサポートしてくれます。
特にLITALICOワークスは業界の中でも長い最長3年半の定着支援が受けられるため安心です。
Q6)就労継続支援A型/B型事業所との違いは?
⇒A)就労移行支援は「一般就労(企業就職)を目指すための準備をする場所」、
A型/B型は「福祉的な環境で働く場」を提供する支援です。
以下の表のように目的と内容が異なります。
種類 | 目的 | 雇用契約 | 給与(工賃) |
---|---|---|---|
就労移行支援 | 一般企業への就職を目指す | 無し | 無し |
就労継続支援A型事業所 (旧:A型作業所) | 福祉的就労 (雇用契約あり) | あり | 最低賃金以上 |
就労継続支援B型事業所 (旧:B型作業所) | 福祉的就労 (雇用契約なし) | なし | 数千円〜数万円程度 |
まとめ:自分に合った就労移行支援を見つけよう
いかがでしたか?
就労移行支援を選ぶ際、最終的にはスタッフとの相性や自身のフィーリングが最も重要な決め手となります。
ネット上の情報や口コミも参考になりますが、それだけで1つの事業所に決めてしまうより、実際に複数の事業所を見学して、雰囲気や支援内容を比較してみることが、後悔しない選び方のコツです。
まずは、ウェブから気になる事業所の資料を取り寄せたり、現地での見学・個別面談を予約してみることから始めてみましょう。

焦らず、自分に合った働き方を見つめなおす第一歩としていきましょう!
\精神障害・発達障害の就職実績No.1/