※当記事はPRを含む場合があります。
こんにちは。双極性障害の躁鬱くん(@so_utsu_kun)です。
前回に引き続き、今回も就労移行支援利用者アンケートをもとに、就労移行支援事業所にまつわる情報共有をさせていただきます。
就労移行支援は、精神疾患などの障害のある人が働くための準備をする福祉サービスです。
障害理解・ビジネスマナー・資格取得・職場体験など、就職・復職に向けた実践的な支援が受けられるのが大きなメリット。
収入要件を満たせば無料で利用が可能。約9割の人は無料で利用しています。
今回のテーマは「就労移行支援のプログラム内容と満足度」。
調査結果を踏まえ、就労移行支援を検討している皆さんの役に立つよう情報をまとめます。
どんなプログラムがある?就労移行支援の代表的なプログラム内容
就労移行支援は、各事業所ごとに特色あるプログラム内容を展開しています。
例えば大手就労移行支援のLITALICOワークスには以下のプログラムがあります。(一例)
- 障害理解、自己理解
- ストレスマネジメント・体調管理
- 面接対策・履歴書指導
- 職場実習(インターン)
- PCスキル・資格の習得
他の就労移行支援事業所も同様のプログラムが盛り込まれている場合が多いですが、職場実習のない事業所もあれば、LITALICOワークスにはないAIやデータサイエンスが学べるNEURO DIVEや、在宅ワークスキルを学べるmanabyなどがあります。
事業所名 | 訓練の種類 | 実践度 | 障害特化の プログラムの有無 |
---|---|---|---|
LITALICO ワークス | 多い | 高い | あり |
atGP ジョブトレ | 多い | 普通 | あり |
ミラトレ | 多い | 高い | あり |
Cocorport | 普通 | 普通 | あり |
Neuro Dive | IT特化 | 高い | 弱い |
キズキ ビジネスカレッジ | 事務・専門職 特化 | 高い | 弱い |
manaby | 在宅・IT特化 | 在宅特化 | 弱い |
\障害理解・企業インターンを始めとしたプログラムが豊富!/
【精神疾患当事者に聞いた】どんなプログラムを利用した?
就労移行支援アンケートでは、どんなプログラムを利用したか質問しました。
結果はこちら。

最も利用した人が多かったプログラムは
- ストレス管理
- 体調管理サポート
という結果でした。

やはり自分の疾患を理解し、うまく付き合いながら仕事を継続できるスキルを身に着けることが、多少遠回りしたとしても一番重要ということですね!
また、次に利用者が多かったプログラム内容は
- PCスキル訓練
- ビジネスマナー
という結果でした。

基礎スキルを身に着けておくことで様々な会社に適応する能力が身に就くので安心です。
【精神疾患当事者に聞いた】特に役立ったプログラムは?
各利用者の方に特に役立ったプログラムを聞いたところ、複数人の方から以下のご意見をいただきました。
SST (対人スキルの訓練)です。私はコミュ障でしたが、意識的に発言するよう努力したら、発言するのが怖くなくなり、コミュニケーションに対する苦手が弱くなった。
就労移行支援アンケート
もともと販売業務が好きだったので、就職以前に事業所でその楽しさを再認識できてやる気が起こった
就労移行支援アンケート
グループワークの報連相
就労移行支援アンケート
事務職の実践ワークでの電話応対訓練
就労移行支援アンケート
様々なオフィスワークのプログラムや対人関係のレッスン、在庫管理、ウェブショップの販売に参加させていただきました。たくさんの違う病の友人と楽しく過ごしました。
就労移行支援アンケート
就労移行支援事業所のプログラム内容は当サイト実施のアンケート調査ではほぼ高評価でした。
ただ、社会人としての経験が深い人には必要性が薄いと感じられるプログラムもあるかもしれません。

そういう方は、資格取得や企業インターンのプログラムが充実した事業所がおすすめです!
例えばLITALICOワークスは全国に4,500ヶ所以上の企業インターン先があります。
NEURO DIVEはAIやデータサイエンスが専門的に学べたり、manabyは在宅ワークに特化したウェブスキル等が学べます。
通所中の悩み:鬱によるモチベーションのアップダウンや体調不良に悩んだ人が多い

就労移行支援には様々な実践的なプログラムが有るんだね。
私もやってみたくてやる気が湧いてきた!

いいですね!
ただ、やっぱり一時的にやる気が高まっても、数か月スパンで通所するのにうまくいかないことや悩みも出てくるようです。
以下のアンケート結果をご覧ください。


通所中はいろんな困り事や悩みがあったようですが、特に多かったのが
・うつ状態でのモチベーションの低下(33.3%)
・体調の波で通所が不安定になった(16.7%)
でした。

やっぱり体調の波が壁になりやすいんだね

だからこそ、障害理解やストレスマネジメントのプログラムが重要であるとも言えますね。
また、興味があったり、楽しめるプログラムだと通所のモチベーションも高まります。
やる気になれるプログラムがどれか、事業所のスタッフにアドバイスを受けながら色々試していけると良いですね。
ただし、無理は禁物。
自分が丁度良いペースを見つけて通所できるのが長続きの秘訣と言えます。
本来は就労移行支援に通えるのは最長2年という縛りがありますが、状況によっては延長もできるので、まずは無理し過ぎず少しずつ心身を慣らしていくようにしましょう。
通所中、事業所スタッフは強い味方!
就労移行支援への通所時の事業所スタッフへの満足度を調査しました。


75%の人が満足だったと回答しています!
以下の理由を挙げていただきました。
適宜面談をしてくれる
就労移行支援アンケート
福祉の届出書類をよく書かされたが、職員さん方はそれらを処理したりいつも激務の中、利用者への気遣いを忘れずに見守った上で個々に仕事を提案してくださって今も感謝です。
就労移行支援アンケート
一方、スタッフに対して満足できなかった人もいました。
職員さんに言われたことで傷ついて、不穏になった。
就労移行支援アンケート

自分に合った就労移行支援を選ぶためにも事業所見学や説明会は参加必須と言えます。
対人関係の悩みは精神疾患の私たちにとって大きな負担になりますよね。
実際に職員と話してみて、この人なら信頼できそうかどうか、安心して相談できそうか、という視点を持って就労移行支援を選んでみてください。
ほとんどの事業所は精神障害・発達障害への理解があるため安心して通える。ただし不満の声も
通った就労移行支援事業所で精神障害や発達障害に対する理解があるかも調査しました。


結果から、ほとんどの事業所は精神障害や発達障害に対する理解があるとの結果が出ていますので安心できますね。
ただし、以下のような不満の声もありました。
他の利用者さんに絡まれることが多く、きちんと間に立って止めて欲しかった
就労移行支援アンケート
鬱病について、「メンタルが強ければならない」ということを言ってる人がいた。実際は脳の病気であり、誰でもかかる。
就労移行支援アンケート
どのプログラムが向いている?自分に合う事業所の選び方
精神疾患の私たちが就労移行支援を選ぶ際、様々な選び方がありますが、ここではプログラム内容重視で事業所を選ぶ際のヒントを考えたいと思います。
就労移行支援は以下のように特性が分かれています。
- 障害理解重視型⇒atGP、Cocorportやミラトレなど
- ビジネススキル習得型⇒LITALICOワークスなど
- 資格・IT特化型⇒atGPジョブトレIT Web、Neuro Dive、manabyなど
就労移行支援事業所を決定する前に、実際のプログラム内容を体験できる事業所もあります。
まずはネットの情報をもとにプログラム内容や通いやすさ、評判を調べた上で、事業所見学・体験へは必ず行くようにしましょう。
まとめ:モチベーションが上がる事業所を探してみよう!
いかがでしたか?
就労移行支援選びでは、無理なく続けられる、いまの自分に合った環境選びが何より大切です。
スタッフ・プログラム・他利用者との相性がポイントになるとのアンケート結果も出ました。
まずは見学・体験利用で「ここなら通えそう」と思える事業所を見つけましょう!
\障害理解・企業インターンを始めとしたプログラムが豊富!/
認知行動療法を試すなら、スマホアプリAwarefy(アウェアファイ)がおすすめ!
「精神疾患のセルフケアをしたいけどどうしたらよいか分からない」と思っていませんか?

精神疾患だけどカウンセリングは嫌い・・・
でも病歴も長くなってきたからいい加減自分をコントロールできるようになりたい!
と感じて私が利用を始めたのがAwarefy(アウェアファイ)というスマホアプリです。
Awarefy(アウェアファイ)は、心理学と最新のAI技術で手軽に認知行動療法が試せます。

詳しい使用感は以下記事を参考にしてください
▶関連:Awarefy(アウェアファイ)無料版の機能と使い方
▶関連:Awarefy(アウェアファイ)をキャンペーンで割引する方法
以下ボタンから当サイト経由で年間プランに登録すると利用料金が20%OFFになるのでぜひチェックしてみてください。
\以下サイト経由なら20%OFF&
30日以内なら全額返金保証付き!/